ホーム
»
遺産相続で公平に相続するにはどうすればいいの?
遺産相続で公平に相続するにはどうすればいいの?
今回のコラムでは公平に遺産相続する方法について解説します。
公平に相続するのは簡単じゃない?
遺産相続では被相続人(亡くなられた方)の財産全てが法定相続人に相続されますので、人によっては多種多様な遺産があることになります。
現金であれば相続分で割って分配すれば公平に遺産を分けることができます。
しかし遺産が現金だけというケースは稀で、一般的には自宅等の不動産であったり、預貯金、株式、国債等の有価証券、車、ゴルフ会員権等々の現金以外の遺産を相続していることが多いかと思います。
現物で分けられない遺産はどうすればいい?
遺産相続では現金等の分けることができる遺産と不動産や車等現物では分けられない遺産があります。
現物では分けられない遺産の場合、分ける方法としては大きく3通り考えられます。1つ目は相続人間で共有で相続する、2つ目は売却して換金して分配する、3つ目は不動産や車等の遺産それ自体を相続する者を決めて他の相続人には評価額の相続分を現金で支払うという方法になります。
遺産評価は難しい
上記3つ目の遺産を評価して現金で支払う場合、遺産をどう評価するかが問題となります。基本的には相続人間で合意がとれた金額であれば問題ないということになっているのですが、金額をどう評価するかで話がすぐにはまとまらないケースが多いのが実情です。
不動産の場合は1物四価とも言われており、「実勢価格」、「公示地価」、「固定資産税評価額」、「相続税路線価」があり、それぞれ金額が異なります。相続手続きにおいては評価方法についてもどれをベースにするのかを相続人間で話し合って決める必要があります。
公平に遺産相続する場合は相続の専門家に依頼するのが良い?
現物では分けられない遺産がある場合、自分たちで評価して遺産を分配することが難しい場合は司法書士や弁護士等の相続の専門家に手続きを依頼するのが良いでしょう。相続手続きでは遺産の評価の問題や分配方法や税金の問題、法務局での相続登記や金融機関等での各種手続き等がありますが、専門家に依頼した場合はこれらについてサポートが受けられ、安心して遺産相続の手続きを進めることができます。
相続手続きでは専門的な知識が必要となりますので、司法書士や弁護士に依頼する場合でも相続を専門にしている等で相続手続きに実績のあるところに依頼することをおすすめします。相続手続きに精通している専門家であればケースに応じた最適な方法で手続きを進めてくれるので安心して相続手続きを進めることが可能となります。
令和4年5月27日掲載
※この記事は掲載時点での法律を前提に作成されております。
相続でお困りのときは専門家に相談しましょう
相続のことでお困りのときは、まずは相続に強い司法書士、税理士等の専門家に相談しましょう。相続のことを熟知していますので、必ず役に立つアドバイスがもらえます。
当事務所はJR武蔵小杉駅前の司法書士・行政書士事務所です。相続でお困りごとがあれば相続専門の司法書士・行政書士による無料相談を受け付けておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
Copyright © 川崎相続登記相談センター/運営:司法書士法人グランツ