遺言書が無効!相続人が多くて大変
相談前
- 被相続人は自筆の遺言書を書いていた。
- 専門家に相談せずに作成していたため、有効なのか不安。
- 被相続人は独身で子供がいないため、法定相続人は兄弟と甥姪になる。
- 法定相続人は合計7名になるが、相続人同士が疎遠で連絡はうまく取れず、所在が分からず連絡が全く取れない相続人もいる状態。
- 主な遺産は預金だが、相続人もほとんどが高齢な上に相続人同士で連絡もなかなか取れない状態。相続手続きが進まず困っている状態だったので当事務所に相談した。
相談後
- 遺言書を確認したところ、自筆証書遺言の要件を満たしておらず無効であることの確認が取れた。遺言書が無効な場合、相続人全員での遺産分割が必要である旨説明した。
もっとも、相続人同士が高齢な上に疎遠で所在が分からない相続人もおり、、遺産分割まで話を進めるのは困難な状態であるため、当事務所のトータルサポートのご依頼を頂いた。 - 相続人調査、遺産調査、相続人への手紙案作成のサポートでまずは相続人とコンタクトを取り、現状の説明と必要になる相続手続きの説明を行った上で相続手続きへの協力依頼を行うことから始めることになった。
結果
所在不明の相続人の連絡先も調査で判明し、相続人全員に手紙を送付し、現状及び必要となる相続手続きの説明、ご協力の依頼を行ったところ、全員からご協力頂ける旨の回答を得ることができた。
その後は当事務所で遺産分割協議書を作成し、相続人全員に署名捺印を頂いた上で預金の相続手続きを当事務所が代行で行い、あらかじめ伺っていた各相続人への口座へ遺産分割協議書の内容に沿って振り込むことにより、遺産の分配を無事に完了した。
相続手続きの費用については遺産からの清算という方法で行うので、相続人の持ち出しが生じず、不公平感なく手続きができること、専門家である当事務所が中立公平に手続きを進めるので、相続人の理解を得られるのも早かったことからご依頼頂いてからはスムーズに相続手続きを完了させることができた。