相続人同士が高齢で疎遠
相談前の状況
母が亡くなり相続手続きをしたいが、自分含めて兄弟が高齢、亡くなっている人もいて甥姪も相続人となっているが、連絡先も分からない状態のため、どうしたら良いのか分からず相談したいということでご来所頂きました。
相談後の状況
司法書士の提案&お手伝い
預金や不動産の相続手続きの丸ごとサポートのご依頼を頂きました。
相続人同士が疎遠ということでしたので、まずは相続人調査を行い各相続人に手紙を送って現状の説明とそれを踏まえての意向確認から行いました。一部の相続人からは面倒を見てくれた上記ご相談様に相続分を譲渡したいというご希望を頂きましたので、譲渡ご希望の方には相続分譲渡証書をお送りし、相談者様に相続分を譲渡して頂きました。相続分の取得をご希望された方もいらっしゃいましたが、その方には手続き費用を差し引いた相続分の金額をお振り込みする内容で遺産分割協議書を作成し、署名捺印を頂いた上で、遺産の分配を行い、手続きが完了しました。
事業所からのコメント
相続人が複数いる相続手続きでは遺産分割について相続人全員の合意が必要となりますので、相続人同士が疎遠な場合、この合意を取ることが難航することが多いです。無用なトラブルを回避するために最初のコンタクトの段階からしっかり説明して現状をご理解頂いた上でご協力を頂くことがとても重要となります。
相続人調査と遺産調査を先にして目録を添付して内容説明と協力依頼の手紙をお送りしたこともあり、皆様とても理解してくれてスムーズに手続きが進みました。問題なく無事に全ての手続きが完了して良かったです。