早く遺言書を作らないと大変!
相談前の状況
母の体調が急激に悪くなりました。母には私と弟の2名の子がおり、父はもうずっと前に他界しているため、相続人は私と弟の2名になることになります。私はずっと母の介護をしていましたので、遺産を全て私に譲りたいと言っていましたが、遺言書がない状態でしたので、このままでは弟と遺産分割をすることになりますが、弟は法定相続分を譲らないことが予想されました。
相談後の状況
事務所に相談したところ、遺言書が無い状態だと弟と遺産分割が必要になり、弟が譲らないと母の希望を叶えることができないため、公正証書遺言を作ることを勧められました。母の体調が悪かったのであまり時間がない状態でしたが、司法書士の先生が早急に対応してくださり、母の自宅に出張で公証人の先生といらっしゃって無事に公正証書遺言を作成することができました。
事務所からのコメント
本件ではお母様がずっと面倒を見てくれた娘様に遺産を全て譲りたいというご意向でしたが、弟様との関係性を伺ったところ遺産分割ではお母様のご意向通りになるのは難しいと予想されました。弟様との関係性から自筆の遺言だとトラブルになる可能性も十分に考えられたため、公正証書遺言の作成が必要だと判断しました。お母様の体調があまり良くない状態でしたので、早急に対応する必要がありましたが、公証役場と連携し、無事にお母様が元気な内に公正証書遺言を作成することができました。病状が悪化し遺言書の作成が間に合わないこともよくありますので、無事にお母様のご意向通りの遺言書を作成できて本当に良かったです。