20年以上登記していなくて相続人と連絡が取れなくなった事例
相談前の状況
独身で子がいなかった姉が亡くなり、マンションを相続して自宅として居住していたが、20年以上相続手続きをしていなかったということで相続手続きのご依頼を頂きました。
相続手続きをしていない間に相続人の1人が亡くなり、数次相続(相続手続き前に次の相続が開始すること)が起こっていましたが、新しく相続人となっている方は複数名いましたが、全員連絡先も分からず、連絡がとれない状態でした。
相談後の状況
司法書士の提案&お手伝い
数次相続が発生し新しく相続人とも遺産分割が必要となっていましたので、まずは連絡先を調査し、手紙を送ってコンタクトを取る必要がありました。
相続人の所在を調べて協力依頼のお手紙を送ったところ、無事に全員から返信があって手続きを進めることができました。遺産分割がまとまったので、当事務所で遺産分割協議書を作成し、相続人全員から署名捺印を頂きました。
その後は法務局で相続登記の手続きを行い、相続登記が完了しました。
事業所からのコメント
相続手続きは放置すると相続人が亡くなり更に相続が起こる数次相続が発生するリスクがあります。数次相続では事情をよく知らない相続人の数が増えてしまい遺産分割が難航することもよくあります。このような場合にはトラブルにならないように状況や必要となる手続きを丁寧に説明し、ご理解頂いた上で手続きに協力してもらうことがとても重要となります。無事に遺産分割がまとまり相続登記が完了し良かったです。